アドラー心理学の中にこんな言葉があります。
『自信とは他人にほめられて手に入れるものではありません。他人から勇気付けられて高めた自信は簡単に壊れてなくなります。自信とは、自分の内側で高めていくものであり外側は関係ないのです。自分の価値は、自分で決めるものであり、他人からの評価を気にしている時点で自分に自信なんて無いのです。』
人生には幾度ものツラい試練があり、孤独になったり、混乱したりすることもあります。
私達は、物事を『善』か『悪』という観点で見る傾向があり、これをニ極性の思考と言います。
物事がうまくいくと自分の努力が報われたのだと思い、うまくいかない時は何か間違ったことをしたからだと思ってしまいます。
しかし、このニ極性の思考(人生の両極端な状況)を幾度も経験することで、私達は精神的な成長を遂げて、自信というものを身につけていきます。
『善=正解、成功』『悪=間違い、失敗や挫折』のニ極性どちらもあってこそ、人生の振り子の幅も大きくなります。今世を終える最期の時に、自分は精一杯この人生を生きた!と思えるようになるには、この振り子の幅も重要です。
常に、『善=正解、成功』ばかりでは本当の意味での精神的な成長(魂の成長)を遂げることは難しいので、『悪=間違い、失敗や挫折』と思える経験に遭遇した時は『これは、何のサイン?』『これは、何を学ぶための出来事なんだろう?』『これで、また一つ成長できる!』っと、視点を変えてその物事を捉えていただけたらなっと思います。
先日、めがね先生からこんなことを学びました。
人は、本当の意味で自分自身を『客観視』することは出来ない。
私達は、自分で自分自身を客観視していると思っている時に働いているところは自分自身の脳であるため、本当の意味での『客観視=第三者の目(意見)』ではない。
だからこそ、私達のような鑑定士の仕事は、お客様の第三者の目になり客観視した意見をコーチングすることが必要ということを学びました。
私が求める鑑定スタイルもまさにここにあって、私は依存させるような鑑定ではなく、『答え合わせの場所』『起動修正の場所』『自分自身と対話する場所』『自分の本質を知る場所』になるような鑑定を行っています。
人は、なかなか簡単には変われないものです。だからこそ、何度も軌道修正が必要なので鑑定に定期的にお越しいただくことは決して悪いことでもなければ依存でもありません。どんなに時間がかかっても、私は、最終的にはお客様ご自身でさまざまなことを見極めていただき、私は何か困ったことがあればいつでもお越しいただけるような『110番の家』でありたいと思っています。
そして、これまでもこれからもそんな鑑定を心掛けております。
鑑定を通して、皆様に出逢えましたご縁に心より感謝いたします。
ありがとうございます。
鑑定士 恵舞
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